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『クルマはどこに行ってしまうのだろうか?』


街を走る、”新しい”とされる今のクルマ達を見て感動することはほとんどなくなってしまいました。それは”新しい”とされる多くのモノ達も同様です。次から次へと発表される”新商品群”はあっという間に古くなってしまい、人のこころの奥深いところにまで届くことなく捨て去られてしまいます。

「愛車」という言葉があります。人が生み出すモノの中でも、おそらくクルマは唯一「愛」という言葉の付くプロダクトでしょう。私はカーデザイナーであることに誇りを持っています。クルマは単なる道具ではなく、人生に大きく関与しうるものだからです。私の記憶は、そんなクルマがもたらしてくれた美しい思い出に溢れています。クルマには人と人、人と街、人と社会、人と夢を結ぶ力があるのです。 なぜ昔のクルマにはピュアなものを感じるのでしょうか。あらゆる技術が搭載されて進化を続けている現代のクルマ。しかし、進化すればするほど、失われていく『何か』があります。

「ロマン」です。

クルマにはロマンが必要です。広くて大勢乗れるとか、子供の荷物が積みやすいとか、利便性だけを求めるクルマ選びは悲しくありませんか。 自分の相棒となって、楽しいときも苦しいときも一緒に走ってくれるクルマ。それは、かけがえのない人生に息吹を与えてくれるものなのです。かけがえのない一度限りの人生。素敵な時間をつくりましょう。ロマンのあるクルマに乗りましょう。

人の生活がモノに支配される時代は終わりつつあります。それは一方通行の“新しい”だけに目を向けたデザインの終わりでもあります。これからは人の、そして暮らしの“センス”の時代。”新しい”が良いのではなく、過去と今、そして未来を結びつける力が大切な時代がやってきています。暮らしの見方、感じ方、考え方をクルマを通してお伝えします。『クルマは、暮らしや街を美しくできる。』“W-SENSE”が、皆さんの毎日を少しでも幸せにする機会になりますように。


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001-Jaguar-XKSS(1957)
1954年から製造されたレーシングカー・Dタイプのショートノーズ版をベースに一般路上向けロードゴーイングバージョンとして製作された。1957年2月12日夜に発生したブラウンズレイン工場の火災により在庫も治具も焼失してしまい、生産中止を余儀なくされたため生産台数はわずか16台(加えてDタイプからのコンバージョンが2台製作された)に過ぎない。そのため、現在ではクラシックジャガーの中でも最も稀少価値のある車として知られている。コンパクトでプリミティブ。まるで人間のボディをクルマ化したようなフォルムは作り手の純粋な魂が乗り移ったかのようである。(一部情報Wikipediaによる)

002-Jaguar XKSS(1957) + Steve Mcqueen
何かとてつもないムードが伝わって来る。ドライバーのセンスとクルマのセンスが見事なまでに調和されたシーン。憧れる。


036-Jaguar XKSS(1957)
まさしく芸術的なサウンドマシンである。



003-Jaguar E-type Lightweight(1962)
私が生まれて間もない頃につくられた特別なEタイプ。1962年、フェラーリ・250GTOがレースに参戦すると、その高い動力性能の前にプライベーターのE-Typeは優位性を失った。ジャガー社としては、早急にフェラーリに勝るクルマが必要であり特別なバージョンをつくりあげた。ボディパネルを総アルミ化しエンジンや足回りをチューニングしたE-Type Lightweightである。ルーカスのインジェクションを備えたXK 3.8リッターエンジンで、300bhp以上を発揮した。計12台のLightweightが作られ、レースに出場した。
極限にまで極められたこのEタイプであるがボディとキャビンの繋がりが通常のものとは違いより自然に感じる。レースカーのように目的が明確になったボディ構成はミニマルで美しい。とてつもないセンスを感じる。



004-Jaguar E-type Lightweight Interior design (1962)
何とも言えない雰囲気。デザインには時間の深みが必要だと思う。





005-Jaguar E-type(1962)+Steve Mcqueen
センスとは結果、人である。クルマを磨く以上に我を磨こう!

006-Jaguar XKSS+Steve Mcqueen(1957)
街に何か文化の息吹を与えている様な。美しいクルマは街の、社会の、国の文化度合いをあげる。逆に醜いクルマは下げてしまう。売れれば何でもありは終わりに。カーデザイナーよ、こころしてデザインしよう。ちなみにドライバーは、Steve Mcqueen。



デザインにはロマンが必要だ。それは言い換えれば社会や暮らしに情緒が必要ということだ。



007-Jaguar E-type(1961)
この顔、創造者の得体の知れない力を感じる。ランプやグリルのかたちに気が向いているようであれば,立体としてのこの力は創出されない。



008-Jaguar XKD(1954)
ジャガーDタイプは、Cタイプの後継者として1954年に発表されたルマン24時間レース用レーシングカーである。XKSSはこのロードバージョンとされる。
1954年発表。ル・マン24時間レースに参戦するもトラブルでリタイア。ただしユーノディエール・ストレートでの最高速を記録し、戦闘力の高さを印象付けた。ワクワクさせる造形構成はスポーツカーとしての普遍性を感じる。


009-Jaguar XKD Longnose(1954)
XKDの4面図である。サイドビューに見られる抑揚が上から見たプランビューでは見られないことが特徴である。レースカーの形状は、その時代のテクノロジーが色濃く残る。カッコいいかたちをつくっている訳ではなく、時代の極められた合理性を表現している。フロントからリアにかけて絞っていくプランビューは、空力特性の表れである。話は変わるが、4面図を描けるデザイナーは少なくなった。かつてジュージアーロは,私に4面図こそカーデザインの命と言ってくれたことがあった。Audi A5は、その原理に基づいてつくられた。



010-Jaguar XKD Longnose(1954)
XKDの4面図−2である。ボディセクションごとの段面の変化は興味深い。昔はすべて図面に基づいたお手製のアルミボディを形成していた。まさに職人技である。その職人達は今の時代、コンピューターと会社の合理性の中で姿を消した。


011-Jaguar E-Type Speedstar(1961)
ジャガーEタイプのオープンタイプ。かっこ良すぎる。この印象は最近発売されたJaguar F-typeにも受け継がれている。


012-Jaguar E-Type(1961)
このクルマ、実は私が生まれた年に生まれた。要は生まれた時には、すでにこの上ないものが生み出されていたということです。

013-Aston Martin Rapide(2010)
Astonデザインは、明らかに過去の素晴らしい英国のDNAを引き継いでいる。それは新しくもあり古くもあり、”美しい”ものをつくりあげようとする姿勢が伝わってくる。そしてその概念に感動するのである。イタリアデザインの崩壊を感じつつ、唯一ヨーロッパの伝統を引き継いだ世界で最も美しいブランドの一つであると。ラピードは4枚のドアを持ちながら素晴らしいプロポーションを実現した。現代の4ドア車の見事な力作と言える。デザインを統括したMarek Reichman(Aston Martin Design Director)は、RCA学生時代からの良き友人である。






014-TOYOTA 2000GT(1967)
2000GTはトヨタ自動車とヤマハ発動機が共同開発し、ヤマハへの生産委託で1967年から1970年までトヨタブランドで限定生産された。朽ち果てるとも何か臨場感の残る写真である。豊田様、宇宙戦艦ヤマトの様に私に蘇えらせてはいただけないでしょうか。

015-TOYOTA 2000GT(1969)
私がTOYOTAのクルマの中で最も敬意を払うクルマである。ジャガーEtype等の強い影響を受けていると言われるが、仮にそうであっても素晴らしい力作である。特にフロントに見られるグリル、ランプの処理は強い個性を持つ。キャビンとボディの融合も作り手のセンスを感じる。間違いなく日本カーデザインの財産と言える。


016-Ferrari Daytona 365GTB/4 (1968)
かつて子供ながらにときめいたクルマがある。それはフェラーリ・デイトナとジャガーEtypeである。横浜元町でよく出くわしたこの2台のクルマは私のクルマのこころのシルエットとなった。子供にも伝わる美しさ。デイトナは1968年のパリ自動車ショーでデビューをした。「デイトナ」の愛称は1967年のデイトナ24時間レースでフェラーリのスポーツプロトタイプが圧倒的な強さを誇り1-2-3フィニッシュを果たしてから自然発生的にそう呼ばれるようになったと言われる。1970年代的なダイナミックな新しさを持ちながら破綻のないピニンファリーナのレオナルド・フィオラヴァンティによるスタイリング。その後、このクルマの美しさは、多くのクルマのデザインに影響した。


017-さて問題です。このクルマは何でしょう?
ミニマルで無駄のない計器類。古い等と言わせない説得力のある最上級のセンスが宿る。デジタルを否定はしないが、作り手のセンスが余りにも足りないよ。もっと素晴らしい先人のセンスを学びたいものだ。Porsche 356 Speedstar(1953)



018-Porsche 356 Speedstar(1968)
カリフォルニアに行くといつも欲しくなるクルマがある。Porsche 356 Speedstar。ボディに映り込むリフレクションはこの世のものとは思えない美しさを映し出す。このクルマはまるでこの世の中を美しく写し込む魔法の鏡のようだ。向こうに見えるFiat 550,チンクイチェントが花を添えている。何か幸せな気持ちになる。


019-Porsche 356C(1963)
今は巨大なタイヤをボディ幅いっぱいまで広げてはくスポーツカー達。この時代のスポーツカーは謙虚でおしゃれだね。何かとってもチャーミング。



020-Porsche 356/2(1948)
試作2号車はクローズドボディーのクーペとして製造され、リアエンジンレイアウトとなった。1948年7月に完成した。後、車体はクーペとカブリオレの2種類となり、後部に補助シート2席を追加し、フロントは中央2分割窓となった。シャーシもビートルと同様の鋼板プレス、溶接組みたてのプラットホームとなった。かなり手作りであるがそれだけに味がある。ビンテージ・ワインそのものだ。



021-Porsche 356/2(1948)
とってもチャーミングなプランビュー。トップビューでクルマの個性を端的に出せるのはプロのデザイナーの技。若いカーデザイナー諸君、サイドビューばかり描いていませんか?

022-Porsche 356/2(1948)
ポルシェは、ドイツの魂の様なブランドである。国を代表するクルマには意気地と誇りが顕在する。それはドイツ人であるなら誰でも分かっている事である。



023-Porsche 928S4(1987)
カーデザイナーとしてキャリアをスタートさせた頃の私のヒーローカーであった。オリジナルは1981年発表で、928S4は、1987年にフェイスリフトを受けたモデルである。この40年で最も衝撃度の高いクルマをあげろと言われればこの928とTTをあげるであろう。今でも乗りたいクルマの一つである。



024-Porsche 928S4(1987)
911とのデザインのコントラストは格別なものがある。その意味においてポルシェは偉大なのだと思う。



025-Porsche 993(1993)
ポルシェ993は,私が最も敬意を払う911である。コンパクトに秘められた力強くかつある優しさを秘めたボディデザインは現代スポーツカーの代表となるデザインである。スポーツカーにありがちな傲慢さがなく何か謙虚な美しさがドイツデザインの素晴らしさであると思う。デザインはすべて作り手の考え方が現れるものである。私がこのクルマに敬意を払う理由はここにある。


026-Porsche 993(1993)
911は、いつも911でありながらいつも新しい911である。変えればいいと言うものではない。不屈の強さが911にはある。だから誰もが惹かれるのだと思う。





変わらない為に変わり続ける力強さ



軽やかさという日本の美意識を否定するものではないが、人を乗せて地面を走るというクルマの基本を考えても、命を守る強度感と重量感は絶対に忘れてはならない要素であると思う。クルマは重力に逆らってはいけない。
日本車に限らず、カーデザインのプロセスの変化にも「2次元的」なクルマが増えた原因があるのかもしれないが。コンピューターによる3Dモデリングという仮想空間の中で薄れていく重量感。自らの手足を使って、全身でクルマのボディを創り上げ、そこで創出される「重み」を大切にする。次世代のカーデザイナーに、このことをしっかりと伝えていきたい。



027-Porsche 996(1993)
日本人はクラッシクという言葉を勘違いしている傾向がある。このクルマはまぎれもなく『Classic』である。時空を超えた最上級の素晴らしさを指す。『新しい』よりも奥深いと言う事である。


天才ジウジアーロの言葉

私が進行役をつとめさせてもらった、新型ゴルフ発表会でのトークショー。
マエストロ・ジウジアーロは言いました。
「日本には伝統的に美しいものがたくさんあります。ファッション、建築、文化、ライフスタイル、これらは欧州からは憧れを持って迎えられています。それだけ に、美しさとは何かと日本人の和田さんから聞かれると困惑してしまうほどです。美という概念が外から来たものなので、分からなくなるのかもしれません。し かし、美しさとはあなた方の中にこそあるのだと思います。」
日本のカーデザインの実情を知りながら、それでもその美の可能性と日本のデザインの役割を示唆した優しい言葉。それはまさしく私が待っていた最大限の言葉でした。

私が美大に通い始め、まだデザインのデの字も理解していない頃に偶然手にした一冊の本。それは『カースタイリング』というデザイン専門誌で、ジョルジェット・ジウジアーロの特集号でした。私をカーデザイナーの道へと導いてくれた、マエストロの存在。
その後、私はアウディでヴァルター・デ・シルバと出会うことになります。上司でありながら、時にコンペティターであり、またある時は父親の様な存在。シングルフレームをまとったA6から始まり、ショーカーPikes Peak Quattro、Q7,A5等多くのクルマを共に創造した同志でもありました。


029-VW GOLF(1967- )

古い話になりますが、大学時代、私は兄と共有ながら初代GOLFに乗っていました。あの天才ジウジアーロの手がけたモデルのフェイスリフト(マイナーチャンジモデル)で色は白でした。四角い様で丸く、張りがあり、ほんの少し色気もある。インテリジェンスをプンプンさせていたのを今でも覚えています。よく壊れましたが心に残る思い出の愛車でした。


GOLFは、ドイツのVolks Wagen(国民車)であったビートルの後継モデルであり、デザインをジウジアーロが担当しました。1974年に発表された初代GOLFは680万台が生産され近代におけるクルマのスタンダードを確立したと言えます。とりわけGTIはDOHCホットモデルとして世界中にファンを広げました。そして今年、7代目となるGOLFが発表され日本にも来年には導入されることと思います。


日本におけるGOLFのネームバリューはもしかしたらVWよりも高く、ファンクショナルデザインを愛好する人々から長年愛され続ける、輸入車として他に類を見ないクルマです。シンプルでありながら強い存在力があり、ドイツそのもののようなデザインであるという意味ではポルシェ911にも共通するかもしれません。


無駄なスタイリングを排除し、ファンクションを視覚化するデザインの発想は、ドイツデザインの源流であるバウハウスのこころであり、それが大切に受け継がれていくことにより強固なものになって行きます。魂のないスキンチェンジを繰り返す現代のクルマと真逆の意識なのです。


奇をてらった表層的な変化を求める時代はもうやめよう。人の意識やこころにある大切なものを継承していこう。やり過ぎには注意しよう。GOLFはずっと私たちに訴えかけているように感じます。


なぜ今フォルクスワーゲンなのだろう?
「それは暮らしに本当のシンプルさが必要な時代だからさ。」( SWdesign | Minimal x Future| Design Memories 038より抜粋)


030-GOLF MK1(1974)


031-GOLF GTI (1975)


032-Fiat Panda Off Roader Concept (1980)
Fiat Panda Off Roader Conceptは、ジュージアーロ率いるイタルデザインのコンセプトカーとして1980年のトリノモーターショーで発表された。生産版Fiat Pand 4X4のインテリアとはやや違うもののアイデアソースは見事に引き継がれた。束縛されないインテリアデザインを感じる。



033-Fiat Panda Concept (1980)
日産デザイン部に入社し、はじめての給料を頭金にして買ったFiat Panda 4X4。このクルマから多くの人生を学ばせていただきました。『いいデザインは人を幸せにする』






034-Fiat Panda Off Roader Concept (1980)
1980年トリノモーターショーで発表されたPanda Off Roader Concept。後、FiatよりPanda 4X4として発売されました。

いいデザインは人を幸せにする


「私たちはエゴイストです。"人とは違ったものを作りたい"という思いを常に持っています。しかし、目に見える大きな変化や、インパクトがあるものを作っても、長く続かない。デザインはじっくりと愛されなければ意味がないのです。」
天才の姿勢、そして言葉は、常にとても謙虚でした。 彼がいなかったら、今の私はいなかったと思います。 ありがとう、マエストロ・ジウジアーロ。
(SWdesign | MINIMAL × FUTURE | Design Clinic 038 | 天才ジウジアーロの言葉 | 小学館コラムより抜粋)



035-Fiat Panda(1980)

日産自動車に入社し、初めての給料を頭金に購入したクルマはFIATパンダ4x4でした。もうかれこれ25年以上も前の話。私にとっては小さな夢を獲得した瞬間でした。当時(現アウディディーラーのある)環8沿いにあったジャックスで購入。最初に日本に輸入された25台のうちの1台でした。色はモスグリーン。ダブルサンルーフの4駆仕様でイタルデザイン全盛期の天才ジョルジェット・ジウジアーロの名作です。

そもそもそのジョルジェット・ジウジアーロがいなければ私がカーデザイナーになることはなかったかもしれません。最初の出会いは私がまだ美大生のときで、たまたま研究室におかれていたカースタイリング別冊(35 ½特集 ジウジアーロ&イタルデザイン)のページを開いた瞬間に私の人生が変わる事になります。

『パンダ』は丸い。

平面ガラスを用いたFIATパンダはまるでオリベッティのプロダクトデザインのようなクルマ。美しい箱のデザイン。単なる箱がなぜ美しいのか。そこがジウジアーロの腕の見せどころでした。平面ガラスを用いながらもプランビュー(上から見たボディを構成するライン)を巧みに操作、太いCピラーの面はとても張りのある球体の一部のような美しい面で構成されていました。箱のように見えるデザインは、実際は箱ではないという彼のマジックなのです。

『超かっこいい!』

そこに理屈はありませんでした。まだまだ未熟なデザイナーの卵でしたが、そのポテンシャルがどのようなものかはこころでとらえる事ができました。私がカーデザイナーになりたいと思った瞬間でした。

FIATパンダは1980年初頭、イタリアそしてヨーロッパの国民車となりました。誰でも買えて誰もが使えるクルマ。「小さな巨人」は決して贅沢なクルマではありませんが飽きの来ない、誠実できわめて高レベル・適正なデザイン 。そして「美しい」クルマであったと思います。私はそのパンダの姿勢に感動したのです。

私はデザインの力を信じています。あの日の感動を新たなる言語で次世代に伝えていきたい。それが私の使命だと考えています。
(SWdesign 小学館コラム 『MINIMAL X FUTURE』/SWdesign|Design Clinic 027|FIAT パンダ回想録より抜粋)






  「私たちはエゴイストです。"人とは違ったものを作りたい"という思いを常に持っています。
しかし、目に見える大きな変化や、インパクトがあるものを作っても、長く続かない。
デザインはじっくりと愛されなければ意味がないのです。」
(by G.ジュージアーロ)




次回は、私のお気に入りのマエストロ作品をさらにご紹介しましょう。お楽しみに。



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